色即是空
今月も頁が空虚なので、原稿の穴埋めのための文章を丁稚あげなければなりません。私の生活は、多分に空虚、大部分が空虚。なので、書く内容がありません。一般法則「人が何かを話すとすれば、自慢か悪口である。」に照らし合わせてみて、私には、自慢すべきことも、誰かの悪口も、そんなには御座いません。ああ、なんと虚しくて謙虚な言葉。嘘偽りの謙遜でございます。部屋が片付いていません。私は片付けられない人たちの要素が少しありますが、どちらかというと、片付けようとしない人です。世界をありのままに受け入れる傾向があるのです。(簡単に言えば怠け者です) 私が、最も良く掃除をするのは、現実世界の部屋の中ではなくて、仮想空間であるパソコンの中です。 何故、部屋の中は片付かないのにパソコンの中は、良く整理整頓されているのか?と考えてみました。隣の部屋の中が山嵐になっていても一向にかまわないけれど、パソコンの中がきちんとしていないと、とても仕事がやりにくくなります。 私が、最も良く掃除をするのは、現実世界の部屋の中ではなくて、仮想空間であるパソコンの中です。 何故、部屋の中は片付かないのにパソコンの中は、良く整理整頓されているのか?と考えてみました。隣の部屋の中が山嵐になっていても一向にかまわないけれど、パソコンの中がきちんとしていないと、とても仕事がやりにくくなります。
パソコンの中では新しい部屋や箱が、際限なく無料ですぐに作れます。私がもしも、お金持ちだったらならば、土地を買って倉庫を建てたり地下室を作ったり、際限なくガラクタを保存しておく所を作れるわけです。もっとも、お金持ちだったなら、ガラクタなど保存する必要がありません。必要な時に必要なものを買えばよいのですから、安心してどんどん捨てれば良いのです。
私の精神性に由来する問題は、現実世界での捨てる方法が途切れているということも、あります。燃えないゴミを捨てる日がわかりません。常日頃から近所付き合いを全然しないので、人に聞くのに心理的抵抗があります。毎日早起きしてゴミ収集所に偵察に行く必要があります。そうして一ヶ月ぐらい早朝偵察を繰り返すと、燃えないゴミの提出日が判明するはずです。しかし常日頃の夜遊び且つ夜仕事の生活のために早起きが出来ません。そういうわけで、煮ても食えない燃えないゴミが部屋に充満しつつあるのです。 私には兄がいます。兄はしばしば、後生大事にケースに格納したゴミを持ってきます。御蔭様で納屋はゴミで一杯です。母屋の部屋も彼の持参したゴミで潰れつつあります。二つの部屋が満杯になって、今は仏様のための部屋がゴミで満載になりつつあります。 彼の宝物であるゴミは、昔の機械の分解部品であったり、雑巾の素材のような衣服であったり、大量のエロ本雑誌であったりします。ある日このエロ本雑誌に埋もれて、誰だか知らない若者が納屋の中をひっくり返していたこともありました。こんな物が沢山、家に置いていると、まるで私が、大変な変態エロ本教徒のように思われそうで、気色が良くありません。