戻る◀

近況2019

2019年を振り返ります。正月に兄が高所から転落して首の骨を手術をしました。病院の付添や役所での各種申請時や列車での暇つぶしのために読書端末(Paperwhite)を買いました。このスマホのようなものを使用するために老眼鏡と、腕が疲れるので首から下げて端末を固定するための金具も買いました。今は、兄が退院して必要なくなったので全然使用していませんが、どうしても放電してしまうので、1ヶ月に一度は充電する必要があります。買い替え促進の自動劣化機能付き製品でした。生物界も世代交代機能で新鮮です。

昨年から、地区の活性化協議会のホームページの作成を担当しています。無料奉仕で良いと申し出ていたのですが、それでは何か具合がよくないそうで、年10万円給付されています。老人が趣味でタダ働きをすると国民総生産量が増えないので経済学者や景気の好きな人が喜びません。さらに労働の安売りの影響をうけて若者の給料が下がりますので困ったことにもなるでしょう。

地区の活性化協議会の活動意義は衰退する地域の老人を集めて娯楽を提供するものだと思われます。市からの補助金を受けるためには、活動報告をホームページに残しておく必要があるらしいのです。市内在住の新進Webクリエイターに最新流行の格好良いホームページを作ってもらっていたのですが、それをどうやって活用してよいのか、わけがわからずに難航していたところに、昔の同級生の縁で私が担当することになりました。

私も老人なので新規技術の勉強をしたくありません。関知したくないそのホームページは放置したまま、新規に旧式ホームページを立ち上げました。昔ながらの技術と自作の道具類を工作して要望に答えています。

協議会の部会の1つに「防災」という組織があります。年に2回、部員と有志が仲良く町内の巡回コースの遠足をしました。その後、教室(小学校廃校)に集まって、大きな地図の上に撮影した写真やカラー●シールを貼り付ける作業をします。その活動成果をホームページで表現するように依頼されました。私は受け取った写真データを元に、Googleマップやストリートビューを駆使して巡回した経路を推測し、仮想現実のストリートビュー内を徘徊しながら各写真の正確な位置を特定します。風景のない劣化ブロック消火栓の画像は高難度の推理ゲームになります。ストリートビューを外れた何箇所かは実際に自転車で地区を徘徊しました。このようにして作成した緯度経度を含む表データから、自作のソフトを活用して複数のwebページを生成しました。さらにGoogleマイマップというweb公開地図に各種地域情報を入力しました。仕様上の限界に達したので、データ構造の解析、変換統合の必要もありました。