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近況2020年4月

ひとりきりの隠居生活に変化ありませんが、最近新型コロナの影響で、いくつかの単語を自然と学習しました。不要不急、ソーシャルディスタンス、エアロゾル、ロックダウン、コロナウイルス、PCR検査。グリーンゾーン(清潔区域)、レッドゾーン(汚染区域)、スーパー・スプレッダー、等々。

不要不急という言葉をあまり知りませんでした。漠然と、不眠不休で突貫工事のようなイメージがしました。緊急事態だから一生懸命に何かするのかなと思いました。

辺鄙な市内でも感染者が出現し、市長直々に告知端末から、家におってくださいと説教がありました。短期間で社会通念が変容しました。リア充(実生活が充実)の人が批判され、引きこもり生活が推奨される有様です。神経症的潔癖症が国民の義務となっています。私も理論的に考えた結果、「①人間に接近しない。(特にぺちゃくちゃと口を稼働させている人)、 ②外出時は外用(汚染区域)の服に着替える。 ③帰宅時、玄関の戸は普段は触らない高い位置を掴んで開閉する。④帰宅後すぐに手洗いをする。(安いサラダ油で手の保全、状況次第で頭の水洗い) ⑤買って来た商品を全て水洗いする。⑥購入した調理食品は必ず電子レンジで加熱する。」 を実行するようになりました。このことをSkypeで書いたところ、異常行動だと批判されました。人それぞれの信仰心にもとづいて行動すれば良いと思いますが、迷信ではなくエビデンス(科学的根拠)が必要です。しかし新型コロナに関して、専門家の意見もあいまいで不安定です。ゾンビみたいに分かりやすくないし本人でさえ自覚のないスーパー・スプレッダー(有害噴霧器)の発声によるエアロゾルが危険らしいのです。

毎日安物漁りのためにスーパー・マーケットに行きます。マルナカのレジの支払いの正式な手順は、最初に客が犬のようにワオン!と叫びます。店員は弁当を見つけると箸が必要ですか?と言うので返答します。次に袋が必要ですかと聞くので、要りますと返答します、さらに5円の袋か3円の袋かの質問に答えます。企業の方針は客との会話を増やしたいようですが、私は会話をしたくないので、レジの前では黙って先にカードと買い物袋をよく見えるように提示しておきます。箸の質問には手の左右往復の手話で不要を伝達します。「ありがとうございました」の挨拶には軽く会釈して終了です。いちいち客の私に感謝の言葉など言わないでほしい。むしろ感謝せねばならないのは品物を売ってもらっている私のほうです。金銭は信仰心からくる空虚なものであって労働提供のほうに実価値があるのです。

世の権力者はやたらと子供や労働者に挨拶をさせたがります。権力者は話し言葉の達人です。会話を通じて人間関係の忖度の成果を得て地位を獲得したのです。コンピュータープログラマーは感情は利用せず論理的な言語で記述して機能を設計します。たいてい感情的な話し言葉は得意でなく地位は低いです。日本は情報技術の後進国です。今回の新型コロナ危機では、台湾のプログラマのIT担当大臣は、日本の優柔普段で忖度優先の政治家や官僚よりも有能でした。