SendKeys指令文字列
アプリケーションに送信する、キーストロークを記述します。
基本表現
キーボードの文字を 1 つ送信するには、その文字自身を指定します。たとえば、X キーを送信するには、X を指定します。
複数のキーを一度に送信できます。これを行うには、各キーを順に並べます。たとえば、A キー、B キー、C キー、マイナスキー、1キー、2キーを順に押す機能は、ABC-12 と指定します
例外表現
かっこ ( )、角かっこ [ ]、中かっこ { }、および : 、
プラス記号 +、
カレット ^、
パーセント記号 %、
ティルダ ~、
これらの文字を送信するには中かっこ { } で囲みます。
たとえば、プラス記号を送信するには {+} を指定します。
角かっこ文字送信するには {[}、 {]} を指定します。
中かっこ文字の左側を送信するには {{} を、右側を送信するには {}} を指定します。
特殊キー表現
キーの中には、Enter キー や Tab キーなどのように文字を生成しないものや、BackSpace キーや Break キーなどのようにアクションを表現するものもあります。これらのキーを送信するには、次の表に示すコードを使用します。
キー | 記述 |
---|---|
BackSpace | {BACKSPACE}、{BS}、または {BKSP} |
Break | {BREAK} |
CapsLock | {CAPSLOCK} |
Del または Delete | {DELETE} または {DEL} |
DownArrow (↓) | {DOWN} |
End | {END} |
Enter | {ENTER} または ~ |
Esc | {ESC} |
Help | {HELP} |
Home | {HOME} |
Ins または Insert | {INSERT} または {INS} |
LeftArrow (←) | {LEFT} |
NumLock | {NUMLOCK} |
PageDown | {PGDN} |
PageUp | {PGUP} |
PrintScreen | {PRTSC} (今後使用するために予約されている) |
RightArrow (→) | {RIGHT} |
ScrollLock | {SCROLLLOCK} |
Tab | {TAB} |
UpArrow (↑) | {UP} |
F1 | {F1} |
F2 | {F2} |
F3 | {F3} |
F4 | {F4} |
F5 | {F5} |
F6 | {F6} |
F7 | {F7} |
F8 | {F8} |
F9 | {F9} |
F10 | {F10} |
F11 | {F11} |
F12 | {F12} |
F13 | {F13} |
F14 | {F14} |
F15 | {F15} |
F16 | {F16} |
キーパッドの加算記号 (+) キー | {ADD} |
キーパッドの減算記号 (-) キー | {SUBTRACT} |
キーパッドの乗算記号 (*) キー | {MULTIPLY} |
キーパッドの除算記号 (/) キー | {DIVIDE} |
※ アプリケーションに PrintScreen キー {PRTSC} を送ることはできません。
SndKeys リファレンス
シフトキー表現
通常のキーと Shift キー、Ctrl キー、または Alt キーとの組み合わせを送信するには、キーの組み合わせを表現する文字列を指定します。これを行うには、通常のキーの前に次の特殊文字を 1 つまたは複数個付加します。 ※ この場合、これらの特殊文字は中かっこで囲みません。
キー | 記述 |
---|---|
SHIFT | + |
CTRL | ^ |
ALT | % |
Shift キー、Ctrl キー、および Alt キーの任意の組み合わせを押したままほかの複数のキーを押すには、修飾されるキーをかっこで囲みます。次に例を示します。
Shift キーを押したまま、E キー、C キーを順に押すには、+(EC) と指定します。
Shift キーを押したまま E キーを押した後、Shift キーを離して C キーを押すには、+EC と指定します。
繰り返し表現
SendKeys メソッドでは、1 行で 1 つのキーを複数回押すキーストロークのパターンを送信できます。これを行うには、キーの後に繰り返し回数を指定する文字列を使用します。キーの繰り返しは、{キー 回数} という形式で指定します。たとえば、X キーを 10 回押すには、{X 10} と指定します。キーと回数の間には空白を 1 つ入れます。
※ キーストロークのパターンを送信できるのは、単一のキーを複数回押す場合だけです。たとえば、X キーを複数回繰り返すことはできますが、Ctrl+X の組み合わせを複数回繰り返すことはできません。