エホバの商人来訪
2009/08/15
今朝は、エホバの商人が玄関のチャイムを鳴らした。
2人組みの男が、例の小冊子を誇らしげにかざしておった。
この連中は善人を垂らしこもうと、日々徘徊しておるのであるから、
できるだけ悪人顔をして応対する必要がある。
懐かれて見込みがあるやつだと思われると、後々面倒なことになる。
無愛想に説教を1分ぐらい我慢して聞いた後、
そんな物、イランと言い放つ。
小冊子は街中の徘徊で使い回すから安易に受け取ってはならない。
黙っていたが、実は、
老婆が毎月、その冊子を持ってくるのである。
もう10年以上は続いている。
どこから歩いて来るのが知らないが、
老婆は足腰が弱っていて、玄関でへたり込む。
冊子代金は当初無料であったが、
何時からか400円になり、最近は2冊200円になっている。
今更、もう、来るなとは言い出し難い。
老婆の顔を見ると、悪党の私はキリスト教徒のように
お祈りをする。「早く死んで来なくなりますように。」
その実質的意味は、
「彼女には御国(天国)が早く訪れますように。」である。
200円に値下がりしてからはお祈りは中止している。
しばしば、彼女は料理をタッパーに詰めて持ってくる。
料理の方は無料である。彼女は年季が入っているだけあって、
すごく、料理が美味い。
交通費とか手間暇を考えると割りに会わないエホバの商売だと思う