文字列式

文字列式は単独の文字列項目か、複数の文字列項目を連結演算子;で結合したものです。

●文字列項目

文字列項目は、文字列素材そのものか、文字列項目に .加工子を付加したものです。

●文字列素材

文字列素材には、変項固定文字列特殊文字状況参照値関文数字列があります。

固定文字列

固定文字列は、"文字列"や、[文字列] というようにに引用符""か、括弧 [ ] で囲みます。

: 記号より行末までも固定文字列になります。

特殊文字

特殊文字は\記号から始まります。

表記記号
\n改行記号
\tタブ記号
\sスペース
\q"

数字列

数字列は、0から9までの数字だけを含む文字列です。

変項

変項は 変項名で参照できます。

関文

関文の呼び出し形式は、関文名(引式,引式,・・・) です。

●状況参照値

参照名処理内容
?ProcessName処理対象ウィンドウのプロセス名
?Title処理対象ウィンドウのタイトル
?Class処理対象ウィンドウのクラス名
?Window_max処理対象Windowが最大化状態の時は 1 違う時は 0
?Clipクリップボードにコピーされた文字列
?ClipFile エクスプローラーでコピー操作されたファイルのパス
?ClipFiles エクスプローラーでコピー操作された複数のファイルのパスリスト
?SelectFileエクスプローラーで選択しているファイルのパス
?SelectFilesエクスプローラーで選択されている複数のファイルのパスリスト
?RowForEachRow文中の行内容
?RowNoForEachRow文中の行番号
?Now(日付書式)今現在の日付
?Folder_ディレクトリ指定特殊ディレクトリの絶対パス
?Env(環境変数名) 環境変数の値
?WindowsWindoowsのバージョン。値は、xp,7,8,10

( )内部の指定項目は文字列式です。

●加工子

加工子名処理内容
.Lower小文字化
.Upper大文字化
.Proper先頭大文字で残りが小文字化
.Wide全角文字化
.Narrow半角文字化
.Katakanaカタカナ化
.Hiraganaひらがな化
.htmlhtml文字参照化
.Fix変身文字列を具体化する
加工子処理内容
.Trim両端の空白除去
.TrimStart先頭部の空白除去
.TrimEnd終端部の空白除去
.Format(書式)数値書式か、日付書式の整形加工
ファイルパス対象の加工子処理内容
.DirectoryNameパス名のディレクトリ部分
.FileNameパス名のファイル名部分
.Extensionパス名の拡張子
.MainFileName拡張子を除いたファイル名
.LastWriteTime更新日
.CreationTime作成日
.Readutf-8ファイル読込み
.Read("shift_jis")shift_jisテキストファイルの読込み
.GetFilesフォルダのファイルリスト取得
.ImageInfo画像ファルの情報取得
.VolumelabelToDriveletterボリュームラベルからドライブ文字に変換
加工子処理内容
.Left(文字数)文字列の前から指定文字数を切り出す
.Right(文字数)文字列の後ろから指定文字数を切り出す
.Mid(位置)文字列の指定位置以後を切り出す。位置は1~
.Mid(位置,文字数)文字列の指定位置から指定文字数を切り出す。位置は1~
.Substring(位置)文字列の指定位置以後を切り出す 位置は0~
.Substring(位置,文字数)文字列の指定位置から指定文字数を切り出す 位置は0~
.Table(行指定,列指定)Tsv表データから指定項目を取得する
.Dic(行名)Tsvデータから指定項目を取得する
数値を返す加工子処理内容
.Len文字数
.IndexOf(検索文字列)指定された検索文字列が、対象文字列内で最初に見つかった位置(0~) 見つからないときは-1。
.IndexOfAny(検索字列)指定された検索字列のどれかの文字が、対象文字列内で最初に見つかった位置(0~) 見つからないときは-1。
論理値を返す加工子処理内容
.Not1なら0, 0なら1
.Contains(部分文字列)部分文字列が含まれると1, 含まれないと0

( )内部の項目は、文字列式か、数式で指定します。